「藝大生の親に生まれて」は、芸術家の卵を子に持つ親御さんにご登場いただき、苦労や不安、喜怒哀楽、小さい頃の思い出やこれからのことなど、様々な思いについてお話をうかがい、人が芸術を志す過程や、生活の有り様について飾らずに伝えます。
──小さい頃の楽さんは、どのようなお子さんでしたか。
(母)泣き虫で、元気があって、食べるのが大好きで、友達みんなと仲良くしている子どもでした。おてんば娘というよりも、「元気印!」って感じの子どもでしたね。
(楽)小さい頃から音楽を聴いたり歌ったりするのは好きでした。ピアノを習っていたわけではなかったけれど、家にアップライトピアノがあったので適当に弾いてみることもありましたね。あとはテレビっ子だったので、テレビに映る歌手や演奏家の真似もよくしていました!
(母)そうそう。私はロックやパンク、スカが好きだったので、子どもたちと一緒に野外フェスや知人のライブに行くこともありました。そこで観たものを、姉弟全員で真似して歌ったり踊ったり……。思い返してみると、とても賑やかだったように思います。